シミ取りレーザー治療について

レーザー治療はシミの治療の中でも最もポピュラーなものです。

 

これは、メラニン色素に吸収される光の波長を出す機械を使ってメラニン色素に光を吸収させ
光を熱のエネルギーに変えて色素を分解する、という仕組み。

 

レーザーの光はメラニン色素のみに反応するので、シミ以外の部分には影響がないのもポイントです。

 

シミ取りレーザーの効果を見よう

 

レーザーを照射する際の痛みは人によって異なりますが、一般的には“輪ゴムではじいたぐらいの痛み”と表現されています。

 

レーザーを当てた部分の皮膚は赤みが出るなど一時的に軽い火傷のような状態になりますが、1〜2週間ほどたつとシミの部分がかさぶたになってはがれ、新しいピンク色の皮膚が現れてきます。

 

ただ、できてから長年たってしまったシミは皮膚の深いところにメラニン色素が入り込んでいるため、治療に時間がかかることがあります。

 

また、かさぶたを無理にはがしたり、新しい皮膚が出来てすぐに紫外線を受けると、かえってひどいシミの原因になりますので注意が必要です。

 

シミの中でも特に、老人性色素斑という種類のシミにはレーザー治療が有効です。





女性ホルモンの乱れ

一方、女性ホルモンの乱れが原因でできる“肝斑”と呼ばれるシミにはレーザー治療は効果がなく、
むしろシミを悪化させる危険性があります。シミの種類についてはこちら

 

そのほか、日光アレルギー(光線過敏症)がある方や、妊娠中の方にはレーザー治療はできません。

 

 

レーザー治療に使われる光線には種類や波長が異なる「Qスイッチルビーレーザー」「炭酸ガスレーザー」
「アレキサンドラライトレーザー」「ダイオードレーザー」など色々な種類があります。

 

光線によって、どんな状態のシミに有効なのかが異なりますので、まずはクリニックでしっかりとシミのタイプを見極めて、最も効果の高いレーザーを選択することが大切です。