シミの種類とおススメの治療法

シミにはいくつかの種類があり、それぞれ効果的な治療法も違ってきます。
ここでは代表的なものをご紹介します。

 

コスメ好きな女子のイメージ

 

●老人性色素斑(ろうじんせいしきそはん)

紫外線が原因となって起こるシミで、シミの中で最も一般的なもの。

 

頬骨の高いところやこめかみなどにできやすく、直径数ミリ〜大きいものでは1cmを超えるものもあります。

 

若い頃から日焼けした人ほどできやすく、シミの境目がハッキリしていて、色も均一で濃いのが特徴です。

 

〈治療法〉

初期のものは美白化粧品やシミ取りクリームで薄くなることもあります。

レーザー、フォトフェイシャル、ハイドロキノン等の美白成分によるケアなども有効

 

 

 

●肝斑(かんぱん)

ほお骨や鼻の下、額に左右対称に出る、輪郭がはっきりしないぼやけたようなシミ。
30〜40代の女性によく見られ、女性ホルモンの乱れが原因とされています。

 

妊娠中や更年期、婦人科の病気にかかった時、ピルの服用時などにできやすいシミです。

 

〈治療法〉

トランサミンの内服、レチノイン酸・ハイドロキノン等の美白成分によるケア、ピーリング、フォトフェイシャルなど

 

 





●雀卵斑(じゃくらんはん)

小さな斑点が鼻を中心に顔全体に散らばったように出るシミで、「そばかす」とも呼ばれます。遺伝的なもので、幼少期から発症するシミです。2〜3mmの細かい米粒大までの不規則な形で、色は淡褐色。成長と共に増えて濃くなることもあります。

 

〈治療法〉

レーザー、ピーリング、ビタミンC 誘導体・レチノイン酸・ハイドロキノン等の美白成分によるケアなど

 

 

 

●脂漏性角化症(しろうせいかくかしょう)

中年以降の男性のこめかみなどによくできる、イボ状に盛り上がったシミ。老人性色素斑から角化が進んで隆起したもので、手の甲などにもよく出ます。

 

〈治療法〉

レーザー、フォトフェイシャル、レチノイン酸・ハイドロキノン等の美白成分によるケアなど

 

 

 

●炎症性色素沈着(えんしょうせいしきそちんちゃく)

化粧品などでかぶれたり、火傷やニキビなど、皮膚に炎症を起こした時にできるシミ。紫外線にあたるとさらに濃く沈殿するので注意が必要!! 原因を取り除き、時間が経つと消えていくこともあります。

 

〈治療法〉

ターンオーバーが順調なら特に治療しなくても消えていきます。また、美白化粧品も有効です。他、ピーリングやビタミンC内服なども効果的

 

 

 

●摩擦黒皮症(まさつこくひしょう)

顔以外の部分にできることが多い輪郭がはっきりしない黒ずみで、ナイロンタオルでゴシゴシこするなど、強い刺激を慢性的に続けていると現れてきます。
深いシミなので、治療してもなかなか消えにくいのが特徴です。

 

〈治療法〉まずはこするのを止めることが先決!! レーザー、ハイドロキノン等の美白成分によるケアも有効

 

 

●花弁状色素斑(かべんじょうしきそはん)

海水浴などで強い紫外線を受けた後、肩や背中などに時間が経ってから現れてくるシミ。

 

1〜2mmほどの小さな斑点で、よく見るとひとつひとつが花びらを広げたような形になっています。
輪郭ははっきりしていて、色は淡褐色〜黒褐色まで様々です。

 

〈治療法〉レーザー、ピーリング、フォトフェイシャル、レチノイン酸・ハイドロキノン等の美白成分によるケアなど