夢のピュアビタミンC

　ビタミンCの分子そのままでは肌のバリアに阻まれて浸透することはできない、しかも分子そのものが不安定で、浸透する前に効力が失われていく。
だから分子を分けて肌に浸透させ、内部で再度ビタミンCをつくり、美肌効果を発揮させる－これが今までの流れであり、ビタミンC誘導体が研究されてきた背景でした。

　しかし前項に挙げたように、ビタミンC誘導体ではどうしてもクリアできない問題が残っていました。

そこで原点に立ち戻り、ビタミンCそのままを肌の奥に届ける方法の研究が始まったのです。

ビタミンCそのままを肌の奥に届ける

　表皮で侵入をブロックする水と油、この両方のベールを抜けて浸透させるために、水と油の両方になじむ溶媒を使用するのが、最も新しい手法です。

この代表的なものはATDS（両親媒性浸透システム）溶液で、米国をはじめ世界的に認められた特許技術です。

水分と油分になじむようデリバリー成分を直接ビタミンCに添加するため、水や油に溶かす必要がなくなりました。

そのため、今までは成分の半分以上を占めていた水分が不要になり濃度が凝縮。

誘導体によってはくっつける物質により、肌を乾燥させてしまうこともありましたが、この心配も解消されました。
さらに防腐剤などの劣化を防止する添加物の必要性がなくなり、安全性も高まったのです。

お勉強しましょう

　元々別の物質をつけて分解・結合という遠回りな工程が必要だった誘導体に比べて、ビタミンCそのままが届くのですから、その効果が大きいということは想像がつきます。

まず第一に、直接浸透するため、有効成分が肌の奥に届く速度が格段に早くなりました。

浸透の時間が短いことで酸化や劣化の心配が減り、浸透過程でのビタミンCの効力も維持されます。

誘導体では、製品や個人の持つ酵素の量や体調により分解・結合のサイクルがうまく回らないと効果が発揮できない心配がありました。
しかしビタミンCを直接取り込むために、これもなくなりました。

　ATDSシステムは、水と油の両方になじみやすく、親水性、親油性単体のものより浸透率の高さが十分に期待できます。
濃度も高い方が効果が期待できますが、水ベースの化粧品では溶かせるビタミンCの量に限りがあった点も、大きく進歩しました。

　ビタミンC配合が肌に刺激与えるのは、水に溶かすことにより起こります。

ビタミンCを水に溶かすとアルカリ性となり、弱酸性の肌にとっては刺激になります。
また、水を使用することでアルコールや防腐剤の使用が必要になるため、二重に肌を刺激する険性があるわけです。

ところがピュアビタミンCの美容液は水を一切含まないためPHと関係性がなく（PHは水溶液中での酸度を示す値のため）、余分な添加物がないため、皮膚への刺激が最小限に抑えられるのです。

最高の美！ピュアビタミンCパワー